アルキメデスがある発見をしました。「水中にある物体は、それが排除している水の重さに等しい力で上方に押し上げられる」という有名なアルキメデスの原理と呼ばれるものです。簡単に説明すると水中にある物体はそれと同じ体積の水の重さに等しい浮力を受けるということです。人間は必ず浮けるようになっています。肺のなかには空気が入っており、水の比重よりも軽いからです。では浮力がなぜいいのか?浮力のおかげで、水に肩まで浸かると体重が約1/10になります。50kgの方でしたら約5kgです。この状態で手足を動かすと関節にかかる負担は極端に減少します。陸上にて飛んだり、跳ねたり、走ったりすると2〜3倍の体重がかかります。水中では浮力を上手く利用すれば比較的安全に運動が実施できるというわけです。
 
 
 パスカルが言いました。「水中の物体は深さに応じて等しい水圧を受ける」(パスカルの原理)人間は水中に入った瞬間、体中に水圧を感じます。プールに浸かってウェストのサイズを測ると、深さによって違いますが陸上より細くなります。その水圧によりお腹が縮むと横隔膜が押し上げられて肺の容量が少なくなり、呼吸数が増えます。極端な話、水に浸かっているだけでトレーニングと同じ効果を得ることができるといわれています。さらに水圧は静脈を圧迫して、血液の戻りを楽にします。水中で立っている状態では下半身により多くの圧力がかかるため、筋肉末端から戻る静脈の流れがスムーズになり、心臓にかかる負担が軽くなるといわれています。
 
 
 普段陸上で生活していくうえで、空気の抵抗を感じることはあまりありません。抵抗の大きさは密度によって違い、水の密度は空気の800倍、約12倍の抵抗があります。空気中で手足を動かしても抵抗を感じませんが、同じ動作を水中で行った場合、かなりの抵抗を感じます。水は乱れてもすぐに元に戻ろうとします。水は密度が壊れると渦ができ、抵抗が起きます。水中で動かすスピードが速ければ速いほど抵抗が増していきます。ですから力の弱い方は強い抵抗が起こせず、重さがその人に適切なものになる筋力トレーニングが可能です。
 
 
 水中では空気中の27倍の速さで熱伝導があります。水中では陸上より約30%早く身体が冷えると言われます。当施設のプール水温は体温よりも低い31.5℃前後に設定してあります。このため、効率的に体温が水に奪われることになります。人間の体温は常に一定に保持するという生理機能が働き、それだけでもエネルギーの消耗が増します。この状態で手足を動かせば、おのずと運動効率が上がることとなります。

注)プールご利用の際は、安全管理の為、化粧をおとし、アクセサリーを外して下さいます様、ご協力お願い致します。
 
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