2005年 3月号

No. 92 

今月のテーマ

「笑」

 
 日中の気温もどんどん暖かくなり、早や暦も立春を過ぎ、いよいよ春の到来です。春になりますと気温が上がるにつれて、心が楽しく晴れやかな気分になります。屋外へ出ると背中を丸め、厳しい表情になる冬とはまた違い、顔つきも和やかに自然と笑顔で挨拶もかわしてしまいます。「笑う」ということは自身の身体について精神的だけでなく、肉体的にも元気で健康になれるのです。今回はそんな「笑う」ことについての知識を高めて参りましょう。
 
1.笑えるのだから笑おう

笑いとは、人間の固有の物。人に非常に近いサルでさえ、グリフェイスと呼ばれる笑いに似た表情しかありません。笑いという顔の表情は、人間だけに与えられた高度な感情の表現方法といえます。また、笑いが起こるのは友人・恋人・家族と一緒にいる時が多いのではないでしょうか? つまり、笑いとは人とのコミュニケーションの場において生まれる現象であり、人間関係との深いつながりがあるものなのです。しかし、現代人は他人との直接的な触れ合いが少なくなってきており、笑うことも減ってきているのです。怒ったり悩んだりばかりだと、身体の機能に緊張をきたし、体調をくずしかねません。
 
2.笑って健康に

1960年代アメリカで当時、不治の病とされていた「膠原病」を驚くべき独自の方法で治してしまった人がいます。その方法とは笑うこと! 喜劇やコメディーなど面白いものを見て笑ったのです。この出来事が世界的に話題となり、各国で様々な研究がなされ、笑いと免疫機能との関係が明らかになってきています。
白血球の1つであるナチュラルキラー細胞は、ガン細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる働きがあり、常に身体の中に存在し、免疫活動を行っています。この細胞が、笑いによって強くなることが証明されています。
 
3.赤ちゃんは笑顔がかわいい

今、日本の赤ちゃんにある異変が起きています。その異変とは笑いが少ない、表情に乏しいなど。このような赤ちゃんを「サイレント・ベビー」と呼び、普通の赤ちゃんは、我々の顔を見て笑ったり泣いたりしますが、サイレントベビーの赤ちゃんは、ただ天井の蛍光灯などをジッと見つめるだけで、大人が赤ちゃんに話しかけても全く返答をしないのです。サイレントベビーは、放っておいても一人で静かに遊んでいる。一見、親の手を煩わせないおとなしい子のように見えますが、そのままにしておくと、引きこもりや不登校の子供に成長しやすいのです。
原因は母親の笑顔です! 喜怒哀楽などの人間の感情は、生まれてから1歳ぐらいまでの間にほぼ作られます。この時期に母親とのコミュニケーション(微笑み合い)が乏しいと、その基本的な働きが育たなくなってしまうのです。
 
4.笑いは運動

皆様も笑いすぎてお腹が痛いという経験をしたことがあるでしょう。人間は笑う時に、腹筋や僧帽筋・大胸筋・外腹斜筋など身体の様々な部分の筋肉を使っているのです。当然カロリーも軽い運動程度の消費があります。笑うとは運動そのものといっても良いでしょう。
また、顔の小ジワが気になる方もまず、ご自分の顔の筋肉を鍛えることの方が大切です。顔には20種類以上もの表情を作る筋肉があり、他の筋肉と同様使わなければ衰え、肌のツヤや張りに悪い影響を及ぼすのです。
このように笑いとは、我々人間にとって非常に大切なものです。会社や学校・家庭、まずは自分のまわりの人たちに笑顔で挨拶をすることを心掛けてはいかがでしょうか? また、トレーニング中も険しい顔をしていてはしんどいだけですね。スタッフとの楽しい会話で、心も体もリフレッシュして参りましょう!!
 
 

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