2005年 4月号

No. 93 

今月のテーマ

「健康診断」

 
 4月に入り日中の気温も高くなり、めっきり春めいて参りました。草木が芽を出し、我々も厳しい寒さから開放され、さぁ、心機一転今年度の出発です。この1年
身体を壊さないようにしていくためには、自分の身体を知ることが必要です。そのために、自分自身の身体についてよりよく理解を深めて参りましょう。
 
1.血管が今危ない!

心臓の働きに合わせて脈動する血管は、全身に酸素と栄養分たっぷりの血液を運びます。しかし、現代人の血管に「ある不穏な影」が3つあります。
(1)「ドロドロ血」
コレステロール値、中性脂肪値が正常よりも高い状態をドロドロ血、高脂血症と呼びます。ドロドロ血にやられると、病変が静かに血管壁に侵攻し、突然、心筋梗塞を起こして死に至ることもあります。
(2)「ベトベト血」
空腹時血糖が126以上であればベトベト血。糖尿病の可能性が強いと考えられる。ベトベト血の状態を長時間放っておくと、血管がいたんだり、神経が障害されて場合によっては失明したり、人工透析にまで及んでしまうことがあります。
(3)「イライラ」
常に交感神経が緊張した状態が続き、車に例えるとアクセル踏みっぱなしの状態。短時間で多くの仕事をこなそうとしたりプライベートでも行動がセカセカ、イライラしがち。負けず嫌いで精神的肉体的にストレスを受けやすく、心臓の鼓動を休む間もなくフル回転させ、血液の流れを悪くし、血管も詰まりやすくなり心筋梗塞に至る危険性を高めてしまいます。
 
2.現代人の記憶力が危ない!

現代人は左脳ばかり使う傾向があり、慢性的な疲労を引き起こし脳の機能低下を確実に招いています。そのなかでも、注意すべきものが記憶力の低下です。記憶とは「覚える」「覚えている」「思い出す」という3つの段階で成り立っています。
しかし今、私たちは、「覚える」ということをしなくなっています。例えば、携帯電話。昔は電話番号をいくつもおぼえていましたが現在は携帯やパソコンなど便利な機能が「覚える」という行為を奪っています。「覚える」「覚えている」「思い出す」という3つの段階をスムーズにするには、脳の神経細胞をつなぐ「シナプス」が神経伝達物質を活発にやりとりすることが大切です。つまり脳の記憶力をアップさせるためには「シナプス」の原料を多く摂る。そして、神経伝達物質の1つ「アセチルコリン」を増やすことが大切です。そのためには、青魚やレバーや魚を摂取することをおすすめします。
 
3.壊してからではもう遅い気になる内臓

内臓疾患はなかなか症状を現さないので、知らないうちに重くなってしまいます。内臓の中でも特に問題になるのは次の3つです。
(1)「沈黙の臓器」肝臓
一般的に脂肪肝などのトラブルが自覚症状として現れない事が多く、深刻な状態になっても、痛みなどを感じないのが特徴です。放っておくと命にも関わる事態に!
(2)「お喋りな臓器」胃
痛みを感じたり、違和感を覚えやすく、身体や精神の状態が驚くほど現れやすい。
強そうで弱いのが胃!
(3)「体内のクリーニング工場」腎臓
血液の浄化を行い、尿を作り出す大切な臓器。しかし、近年その寿命が徐々に短くなっているという衝撃の報告も。一度トラブルを抱えると、元通りに治せることはないというデリケートな臓器。
 このように現代人の身体には、危険因子がたくさんあります。昔に比べると、生活環境も楽になり、頭を使うことや身体を動かすことは機械まかせで、身体を使うことが少なくなってきています。身体を動かす事はとても大事です。特に有酸素運動はとても有効です。自分は健康だと思っていても、身体の中は悲鳴をあげているかもしれません。これを機に健康診断を受診されてはいかがでしょうか?健康状態を日頃からチェックする事が健やかな身体を維持する第一歩です。
 
 

--今月号の「健康診断」の記事はいかがでしたか?--

ご意見・ご感想・ご要望など、ぜひお聞かせ下さい。
あて先はこちら↓
info@viva-sa.com