2005年 5月号

No. 94 

今月のテーマ

「水分摂取」

 
 5月になり、日に日に気候が温かくなっている今日この頃、地球温暖化の影響があるのか、年々暑くなってきているような気がします。ついこの間までは、肌寒かったのに急に暑くなり、水分を過剰に摂取していないでしょうか?今回は、その水分摂取について、知識を高めて参りましょう。
 
1.身体の水分

人間の身体は男性なら身体の60パーセント、女性なら55パーセントの水分で占められています。いわば水分は生命活動に絶対不可欠なものです。たった5パーセントの変動でも生命の危機をもたらしかねないのです。そのため、水分量は体内で厳密にコントロールされるようになっています。
現代人は水分調節機能が低下しています。なぜかというと、近年都市部では、異常な気温の上昇が進行して、大量の汗をかいています。一方、屋内では、完璧な冷暖房管理。汗をかかず、水分ばかりとりがちに。こんな状況の中、体内の水分を正しくコントロールすることはむずかしいことなのです。
 
2.水分の役割

摂取した水分は、胃を通過し腸に到達します。そして、身体に入った水分の95パーセントは小腸、残りが大腸に吸収されます。吸収された水分は、そこから血液の流れにのって全身を駆け巡ります。そもそも血液の9割が水分なのです。血液はもともと粘り気が強いので、水分がたっぷり必要になります。それが保たれているからこそ、酸素や栄養素が身体のあらゆる所へ流れているのです。さらに汗となって体温を一定に調節しているのも水分の役割です。実は、汗は血液から作られているのです。血液中の水分が汗となって分泌されるのです。ご飯を消化するための唾液や胃液も同じく血液中の水分からできています。胃や口などに到着した水分は、そこで消化液に作り変えられています。そして、最も重要な役割は細胞が活動しやすい環境を維持することです。血液中の水分には、細胞に必要となる様々な物質が溶けています。それを必要な分だけ届ける役割をしています。さらに異物や老廃物の処理の役割もしています。このように、水分は我々の身体にとって重要な役割をしています。
 
3.水分は取りすぎても少なすぎてもだめ!

体内の水分の割合は、変わることなく常に一定に保たれています。もし、たった5%も水分が減ってしまうと体温を調節する汗の水分すら不足してしまい、体温が上昇すると、熱中症などを引き起こし、時には命に関わる危険な状態になりうることもあります。反対に、この割合が増えてしまうと、余分な水分を処理するため腎臓への負担が増大し、体内の老廃物を処理しきれなくなってしまい身体は異物や不要物が体内にいつまでも残っているゴミだめ状態となってしまいます。多くの人が過剰か不足、どちらかに分かれてしまいます。このまま放っておくと、身体中のあちこちがたるみ出したり、顔にはシミやシワが増加したりしまいます。
 このように、水分とは我々人間にとって非常に大切なものです。例えば“少しだけ運動するからといって水分は摂取しない”ではなく、必ず定期的に水分は摂取して下さい。これから夏になり水分補給をする機会が多くなることでしょう。水分補給は切っても切り離せないものです。気候や体調に合わせて上手に付き合って参りましょう。
 
 

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