2005年 7月号

No. 96 

今月のテーマ

「夏バテ」

 
 7月に入り、今年も梅雨が終わると夏本番です。そうしますと気温がどんどん上がり、暑さで体がだるくなりがちです。それが夏になるとよく耳にする「夏バテ」です。
今回は夏バテになる前に、一足早く夏バテの予防・改善についての知識を高めて参りましょう。
 
1.夏バテとは・・・

夏バテとは、暑さの為に身体本来の働きが低下してしまう現象のことです。「食欲がない」「疲れやすい」「疲れがとれない」など症状は様々です。今年も6月頃から日中の気温が夏かなと感じる日がありましたので、7月に入って梅雨が明けてからは猛暑の予感がします。その時、きっと大量の汗もかくはずです。渇いた喉を潤そうと、夏なのでついビールをいっぱい飲んでしまいます。その上、食欲もなく簡単な食事で済ます事が多くなるはずです。そんな状態で体調は大丈夫でしょうか?夏バテを放っておくと、夏太りの可能性も出てきます。
 
2.夏バテの大事な栄養素!

夏バテの鍵を握る大事な栄養素は「ナイアシン」です。ナイアシンとは、別名ビタミンB3。全ての細胞の1つ1つがエネルギーを作り出すのに必要不可欠なものです。ナイアシンがないと生命活動の根本が止まり、生きていけなくなる程大切な栄養素です。でも、そのナイアシンと夏バテにどんな関係があるのでしょうか?ナイアシンはエネルギーを作るために、必要不可欠の栄養素だからです。エネルギーの素となる炭水化物は、体内でブドウ糖に分解されます。ブドウ糖は血液を通じて運ばれ、全身の各細胞に取り込まれます。ところが、ブドウ糖は細胞の中に入っただけではエネルギーを作る工場「ミトコンドリア」の中には入れません。ここで登場するのがナイアシンです。ナイアシンが化学反応を起こすとブドウ糖が変身し、ミトコンドリアの中に入れるのです。そうすると身体の疲労物質の乳酸も減少し、夏バテが予防できるのです。
 
3.ナイアシン不足を解消!

身体に必要なナイアシンの不足を補うために、あなたの体内では大変なことが起きてしまうのです。ナイアシンが不足したままだと、生命活動に係わるエネルギーが充分に作れません。これは、我々人間をはじめとする生き物にとってはまさに非常事態。そこで、体内ではナイアシンの不足に際して、他の物質が姿を変え、ナイアシンの代理をしはじめるのです。その物質とは、アミノ酸の1つ「トリプトファン」です。トリプトファンは、様々な化学変化を経てナイアシンへと姿を変え、足りなくなったナイアシンを補います。ところが、トリプトファンでナイアシンを補うには、60ミリグラム集まってやっと本来のナイアシン1ミリグラムのパワーに匹敵するのです。そのため、ナイアシンの摂取はとても重要です。ナイアシンを摂取できる食物は、青魚・タラコ・豚レバーなどです。夏バテになる前にこれらの食物を食べて夏バテを予防しましょう。
 
 このように、夏バテを予防するのにナイアシンはとても重要なのです。栄養以外にも、運動をすると夏バテになりにくくなります。今の季節、外は暑いのでプールで水泳など、とても気持ちよく運動できると思います。夏バテになる前に今年こそは夏バテを予防しましょう。
 

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