2006年 3月号

No. 104 

今月のテーマ

「食生活」

3月に入り、少しずつ気温も高くなり、過ごしやすい季節になって参りました。今年度も3月で終わり、来年度から新しい生活が始まる方も多いと思います。今回は人間の基本的な「食生活」についての知識を高めて参りましょう。
 
1.現代人の食生活

日本人の食生活は、他の国の人々に大変注目を浴びています。例えば、アメリカでは健康と食生活に関する見直しが行われ、日本型食生活が最も好ましいと発表しました。アメリカで、日本食代表の“寿司”がブームになったのもそれが原因です。
しかし、すべての日本人が理想的な食事をとっているわけではありません。若い方・単身赴任者・独り暮らしの高齢者の方は、栄養が片寄りがちです。特に若者の中には、ハンバーガーに象徴されるファーストフードが中心というケースや、肉などの動物性脂肪やジュースなどから砂糖をとり過ぎる傾向が強く、欧米型のワンパターンな食生活になってしまいがちです。その結果、若い世代にも糖尿病や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病が増えているのです。
 
2.野菜・果物をとり忘れずに!

野菜や果物にはカリウム・食物繊維・ベータカロチンなどが含まれています。カリウム・食物繊維は、食塩の害を減らすのに有効です。食塩の過剰摂取は、高血圧や脳卒中、胃ガンなどの原因になります。カリウムを摂取すると血液中に吸収されて、腎臓から尿の中に排泄されます。このときに、食塩の成分であるナトリウムを一緒に体外に連れ出してくれます。食物繊維もカリウムと同じような働きがあります。食物繊維は、胃や腸で消化されないため「腸の掃除屋」として知られてはいますが、便として排せつされる際、消化管内の食塩を道連れにして食塩の害を防ぎます。ベータカロチンはガン予防だけではなく、健康づくりに不可欠な栄養成分が豊富に含まれています。
世界の地域で調べてみると、野菜・果物を多く摂取している地域は、長寿だと言うことがわかっています。日本でも料理にニガウリなどの野菜が沢山使われている沖縄県が日本最高の長寿県です。皆さんも夕食を作るときには、サラダなど1品を増やしてみては如何でしょうか?
 
3.魚は健康の鍵

魚には大変栄養が含まれています。何が含まれているのかと言うと、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸と、タウリンなどのアミノ酸が含まれています。DHAやEPAは、摂取していれば高血圧や動脈硬化の予防に役立ち、心筋梗塞などの心配も少なくなります。タウリンなどのアミノ酸は、内臓にも豊富に含まれる成分ですが、肉より魚に多く、コレステロールの吸収を妨げたり排せつを促して、動脈硬化を防ぐ作用があります。魚にはたくさんの栄養があります。魚嫌いな方も料理を工夫したりして、週に1回は食べるようにしては如何でしょうか? 
 
4.動物性脂肪のとり過ぎには注意!

動物性脂肪は、肉や魚に含まれていますが、肉と魚の脂肪の性質は異なり、問題なのは肉の脂肪の方です。肉の動物性脂肪をとり過ぎると、血液中のコレステロールが増えて血管壁にたまり、動脈硬化から心筋梗塞を引き起こしてしまいます。若いうちに動脈硬化が進めば、当然寿命が縮んでしまいます。
では、肉を食べなければいいのかと言うと、そうではありません。逆に、全く食べなくなると貧血を起こしたりしてしまいます。バランスよく定期的に食べて下さい。
 このように食生活は、我々人間にとって大事なことです。食生活のバランスが崩れてしまうと、日常生活で支障をきたす可能性があります。毎日を100%の力を出して頑張れるように、食生活を一度見直してみては如何でしょうか!!
 

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