2006年 12月号

No. 113 

今月のテーマ

「メタボリックシンドローム」

12月に入り、吐く息も白くなり寒さも本格的になってまいりました。今年ももうすぐ終わり です。寒くなると体重の増加が気になりますが、特にふくらんだお腹が気になる方はおられない でしょうか。ふくらんだお腹は、内臓のまわりに脂肪が付着し様々な病気を引き起こす危険性が あります。
そこで今回は、内臓脂肪型肥満によって様々な病気を引き起こされやすくなる「メタボリックシンドローム」について皆さんと学んで参りましょう。
 

1.メタボリックシンドロームとは

身体のどの部分に脂肪がつくかによって、肥満は2つのタイプに分かれます。下腹部、腰のま わり、太もも、おしりのまわりの皮下に脂肪が蓄積するタイプを「皮下脂肪型肥満」、内臓のま わりに脂肪が蓄積するタイプを「内臓脂肪型肥満」と呼びます。
この2つのタイプのうち、「皮 下脂肪型肥満」は外見から明らかにわかりやすいのですが、「内臓脂肪型肥満」は外見ではわか らないことがあります。内臓に脂肪が蓄積することにより、生活習慣病と呼ばれている「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」などの疾患は個々の原因で発症するというよりも、特に内 臓に脂肪が蓄積した肥満が原因であると考えられています。
このように、様々な病気が引き起こ されやすくなった状態を「メタボリックシンドローム」と呼び、治療の対象として注目されてい ます。


2.メタボリックシンドロームの診断基準

メタボリックシンドロームの診断基準は以下の通りです。
 
【必須項目】 ウエスト周囲径
  男性≧85p/女性≧90p (内蔵脂肪面積  男女とも≧100cm2に相当)
 
【選択項目】 @高グリセリド血症
  ≧150r/dlかつ/または低HDLコレステロール血症<40r/dl
  A最高血圧
  ≧130oHgかつ/または最低血圧≧85oHg
  B空腹時高血糖
  ≧110r/dl
メタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪の蓄積が必須条件と位置づけられ、他の 3つの項目のうち2つ以上を満たしている場合に「メタボリックシンドローム」と診断されてい ます。具体的には、内臓脂肪の蓄積はウエスト径で判定し、男性85p以上、女性90p以上を 基準値とされています。 この数字は、腹部CT画像で精密に内臓脂肪を測定した場合、断面積1 00cm2に相当します。ウエスト径の正しい測り方はへそまわりを測ることです。腰の一番細いと ころではないので、気を付けて下さい。

3.メタボリックシンドロームの改善策
「メタボリックシンドローム」という概念が確立された目的は、動脈硬化による循環器病(心筋 梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症など)をいかに予防するかということです。動脈硬化 は、ある程度症状が進まない限り、なかなか症状として出にくい病気です。メタボリックシンド ロームを放置しておくと、動脈硬化を引き起こします。動脈硬化にならないために、メタボリッ クシンドロームの段階で改善しておく必要があります。メタボリックシンドロームは生活習慣が 密接に関係していますので、生活習慣を改善するだけで、内臓脂肪を減らし、メタボリックシン ドロームを防ぐことが出来ます。
【1】 食事
  内臓脂肪が溜まりやすい食事は、高脂肪食(脂っこい物)、高ショ糖食(甘い物)、高カロリー 食(カロリーが高い物や食べ過ぎ)、低繊維食(緑黄色野菜の不足)です。また、濃い味付けは 塩分を摂りすぎるだけではなく、食欲をそそり、食べ過ぎを招きます。バランスの良い食事と腹 八分目を心掛けましょう。
【2】 運動
  運動は内臓脂肪を減らすのに一番有効な方法です。厚生労働省の「健康日本21」によると、 健康維持に最適な運動消費カロリーは1週間で2,000kcal、1日あたり約300kcalと言われて います。メタボリックシンドロームの予防には最低でも、1日8000歩を歩くようにしてください。

このように「メタボリックシンドローム」は、生活習慣を改善するだけで予防することができます。食事にも気をつけなければいけませんが、内臓脂肪を減らすためにはやはり運動が一番良いのです。ビバでは内臓脂肪断面積が測定できる“インボディ”という機械がありますので、一 度測定しトレーニングの参考にし、メタボリックシンドロームを予防しましょう。寒さが厳しなってきましたが、健康的な生活習慣を身に付けるためにもビバでトレーニングをしていきましょう。

※トレーニング内容は各店舗によって異なる場合があります。

 
 

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