2007年 3月号

No. 116 

今月のテーマ

「アロマセラピー」

3月に入り桜が咲き始め、日増しに春らしくなって参りました。春になると花のいい香りが漂ってきて、安心したり落ち着いたりしないでしょうか?

最近は、香りを安眠のために役立てることや、疲労やストレスを解消し元気を回復することに対しての関心が高まっています。

そこで今回は、嗅覚を刺激しリラックスなどの効果がある
「アロマセラピー」について皆さんと学んで参りましょう。
 

1.アロマセラピーとは

アロマセラピーとは、「アロマ」は芳香、「セラピー」は療法の意味です。香りの特性をうまく利用すれば心身に良い影響を及ぼすことも可能です。

アロマセラピーでは“精油”を用います。精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花・葉・根・果皮・樹脂などから摘出した天然のオイルのことです。精油は、植物からかなりの手間と神経を使ってその植物の芳香成分を抽出するもので、それらの精油には、抗菌・防腐・抗炎症・抗ウイルス作用などがあり、身体や肌、心に対しても様々な効果があります。

心地良い香りを嗅ぎ、心身がリラックスすることで身体の機能が向上し、併せてその精油の持つ成分により免疫力も向上するなどの働きをしてくれます。精油は薬ではありませんが、香りとそれぞれの効能を楽しむことで、リラクゼーションやリフレッシュ効果、身体や精神の恒常性(外部の環境や生活環境が変わっても体内の環境を一定に保つこと)の維持促進や不調を改善します。


2.嗅覚の働き

視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚を五感と呼び、人間の五感への依存度は、
視覚50%、聴覚20%、触覚15%、嗅覚10%、味覚5%と言われています。

これに対して、動物の中には嗅覚への依存度が高いものが多く、犬などの場合も感覚の50%以上を嗅覚に頼っていると言われています。

しかし、人間の場合は、嗅覚機能が動物よりはるかに衰退しており、嗅覚への依存度が小さくなっています。嗅覚情報の信号が脳に伝えられるメカニズムは、視覚や聴覚その他の感覚とかなり異なっています。人間の場合、嗅覚以外の感覚情報は、最初に大脳皮質の感覚中枢に電気信号が伝えられ、何の感覚かをまず認識し、その後に大脳辺縁系にも信号が伝えられ、情動面にも影響が及びます。

ところが、嗅覚の場合は嗅覚信号がまず大脳辺縁系に直行し、その後で感覚中枢にも伝えられます。大脳辺縁系に臭いの刺激が達すると、神経伝達物質(エンリケファン・エンドルフィン・セロトニン・ノルアドレナリンなど)が放出されます。通常は意識の影響を受けないはずの自律神経系に影響を与え、心拍数を変化させ、呼吸の深さや消化機能にも影響を与えます。

3.香りの種類と効果

香りの効果には、嗅覚による心理効果と、香りの素である精油成分が呼吸器や皮膚などから吸収されて、体内で作用する薬理作用の両方があります。

一口に良い香りといっても、刺激作用を示すものもあれば、正反対の鎮静作用を示すものもあります。 刺激作用のある香りに共通なのは動物性の香りで、鎮静作用のある香りに共通なのは森林の香りであると言われています。

鎮静作用を示す香りの中でも特にラベンダーの香りにはストレス解消効果があります。また、ラベンダーの香りには、睡眠促進効果もあり、寝付きが悪い人や眠りが浅い人などは、寝室にラベンダーの香りを流してみると良いかもしれません。

鎮静作用と刺激作用の代表的なアロマオイルの種類と効果は下記の通りです。


(1)鎮静作用

 ラベンダー:神経疲労を和らげる・頭痛・不眠

 スィートオレンジ:リラックス・落ち込んだ気持ちを高揚させる

 ローズ:神経ストレス緩和・肌のきめを整え、張りを出す

 グレープフルーツ:精神安定・血行促進

 レモングラス:筋肉疲労

(2)刺激作用

 ペパーミント:リフレッシュ・胃腸系の不調・頭痛・花粉症

 ローズマリー:集中力アップ・低血圧

 レモン:殺菌・気分転換・感染症予防

 ユーカリ:花粉症・鼻水・咽喉の痛み・抗菌・筋肉痛

 

このように、アロマセラピーには大きく分けると鎮静作用と刺激作用の2種類がありますが、その日の気分などによってアロマオイルを選択し、ティッシュに2・3滴垂らして香りを楽しんで下さい。

また、ビバでは「アロマストレッチ」というスタジオレッスンがあります。アロマストレッチとは、アロマオイルの香りでリラクゼーションを目的とし、身体を気持ちよく伸ばし、ストレスも解消できるクラスです。わざわざアロマオイルを購入しなくても「アロマストレッチ」を受講するだけでアロマセラピーの効果が期待できますので、気軽にレッスンに参加して下さい。

 
 

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