2008年 2月号

No. 127 

今月のテーマ

「自分の身体を知る」

2月に入り、梅のつぼみが春の到来を予感させられるような季節になって参りました。
年末年始で食べ過ぎて体重が気になり始めた方はおられないでしょうか?体重を自分自身でコントロールするのは難しいもので、すぐに諦めてしまいがちです。
そこで今回は、体重をコントロールする方法の第1弾として、「自分の身体を知る」について皆さんと学んで参りましょう。

 
1.肥満とは

肥満は食事で摂取したエネルギーが、消費するエネルギーを上回り、必要以上に
脂肪として蓄積した状態のことです。

なかでも内臓に貯まる脂肪は糖尿病、心臓病、高脂血症などの生活習慣病と関係が深いのです。肥満の人が減量をすると、血圧や血糖値が下がったり、血中のコレステロールや中性脂肪が減ったり、脂肪肝が改善したりなど、生活習慣病に効果があるだけでなく、肩凝りが改善されたり、膝や足の負担が少なくなって動きやすくなったりということなども期待できます。

それでは、なぜ痩せにくく太るのでしょうか。

それは、身体は飢えに強く、食べ物を減らすと消費エネルギーも同時に減ってしまうからです。また、痩せる時には脂肪以外の大切な身体の組織も減るために、ますます『消費エネルギー節約型の身体』になってしまいます。

減食をやめるとすぐに太るのはこれらの理由からです。

また、空腹を抑えるのはス卜レスになるため、減食を長く続けることは無理な場合が多いのであり、このような減食の弱点を補うのが『運動』です。

運動によって消費エネルギーの低下と体組織の減少を防ぐことができます。


2.体重測定
 

体重測定の方法は、測定誤差を少なくするために、同じ条件で定期的に体重を測るようにして下さい。体重は1日の内でも生理的に変動しますので、1日に何度も測ることはやめたほうが良いでしょう。体重がほとんど一定している人は月に1回、増えつつあって気になるような時は少なくとも週に1回、減量しようという時は毎日測定するように心掛けて下さい。

ただし、体重が気にかかり過ぎる人は週に1度以上は測らないようにして下さい。

そして、誰でも加齢とともに太りやすくなりますが、予防が一番大切です。
体重が変わらなくても筋肉が脂肪に変わると、サイズが大きくなりますので、体重だけではなく体脂肪やウエストのサイズも意識するようにして下さい。

また、肥満度の計算方法を以下に記しますので参考にして下さい。

(1)肥満度の計算方法
日本肥満学会が肥満を計る基準としているのは、
Body(ボディ) Mass(マス) Index(インデックス)(BMI)と呼ぶ指標で、
体重(kg)÷身長(m)×身長(m)によって計算できます。

男女とも標準とされるBMIは22(正確には男性22.2、女性21.9)で、
統計上、最も病気にかかりにくい数字とされています。

判定基準は、BMI が標準の22から±10%(19.8〜24.2)が『普通』。
それよりも10%多い値(24.2以上)は『太り気味』、
さらに20%多い値(26.4以上)は『肥満』とし、BMIが大きくなるほど循環器疾患などの割合が急激に増えていきます。ただし、BMIによる値はあくまで目安です。

筋骨隆々のスポーツ選手はBMIの数値が大きくなりますが肥満ではありません。

一方、若い女性でBMIは標準で痩せているように見えても筋肉や骨と比べて脂肪が多い隠れ肥満は、運動不足などが原因によって体脂肪率が高くなります。

また、体脂肪率は男性で15〜20%前後、女性で20〜25%が普通とされ
肥満は男性で25%以上、女性が30%以上です。




 
3.体重を維持するには

理想的な減量とは身体の脂肪だけを効率よく燃やすことです。つまり、大食をやめて身体を動かし、ゆっくりと体重を減らして長く維持することです。そのためには、あなたのやってみようという気持ちが大切です。

また、長期的に体重を維持するには、『どんな時に失敗しやすいかを予測して対処する』『運動を続ける』『体重の増加が小幅なうちに元に戻す』ことが大切です。維持するためには、最初から現実的な長期にできる方法を行いましょう。

それは、食べること、動くこと、ストレスへの対処など普段の生活を健康的にすることです。また、体重の増減を激しく繰り返すダイエットは、健康に有害です。
 

無理な方法で急激に痩せると、減量をやめた途端に元に戻り、さらに太ってしまうこともあります。身体に悪いだけではなく、拒食症や過食症などの食行動の異常に発展することもありますので注意して下さい。
 
このように、身体は減食に適応し、痩せた後は太りやすくなりますので、体重を維持するためには習慣的に身体を動かすことが大切です。また、運動をしたからと言って食べ過ぎると逆効果になりますので注意して下さい。そして、自分の身体の状態を知る為にも体重や体脂肪率を定期的に測定し、把握しておきましょう。
 
 

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