2008年 12月号

No. 137 

今月のテーマ

「ドロドロ血」

12月に入り、朝晩の寒さが身にしみる季節になってきました。寒くなると体を動かすのが億劫になり、運動不足になりがちですね。さらに年末にたくさんのイベント、宴会があり、暴飲暴食してしまう人も多いのではないでしょうか?
サラサラ血液になるかドロドロ血液になるか。それは日々の生活習慣が大きく関係しています。
きれいな血液をつくるために、皆さんと学んで参りましょう。


1.そもそも血管とは?血液とは?

血管の種類は大きく分けて動脈、静脈、細小動脈、毛細血管の4つです。これらの血管をつなぐと全長約9万qで、なんと地球のおよそ2周半という長さになります。

心臓から血液を運ぶ往きの道路が動脈。帰り道が静脈です。動脈は酸素や栄養分を運び、静脈は体内のあちこちから回収した二酸化炭素や不要物を、それぞれの処理器官に届けます。 心臓から送り出された血液は、わずか20秒で全身を巡り、再び心臓へ戻ります。

血管が徐々に狭くなって詰まった場合には、バイパスの血管が新たに形成されるので、細胞が壊死しないこともあります。しかし、徐々にではなく突然血管が詰まって酸素の供給が止まると、 脳で4分、心臓なら3時間で細胞が酸欠によって壊死してしまいます。
つまり、血管のトラブルによる血液の渋滞はまさに命取りになる危険性をはらんでいるのです。


2.ドロドロ血

一言でいえば≪ドロドロ血=高脂血症≫です。
もう少し詳しく説明すると血液中の【総コレステロール値】【悪玉コレステロールLDL値】【中性脂肪】の3つが高く、【善玉コレステロールHDL値】が低い血液のことを言います。
ドロドロ血は最近増えてきている『メタボリックシンドローム』を表す症状のひとつでもあるのです。


3.ドロドロ血チェック
☆あてはまるものに○をつけてみよう。

1

ラーメンなどの汁は全部飲む

8

電車で間に合っても、タクシーに乗る

2

肉類が大好物で野菜はほとんど食べない

9

歩くのが人より遅いほうだと思う

3

お酒は毎日飲む

10

体は疲れていても気力でがんばる

4

家族の残したおかずは全部食べる

11

常に寝不足である

5

食べ物の好き嫌いが激しい

12

お風呂は熱いほうが好きである

6

食べる速度が人より速い

13

外食が多い

7

朝食を食べない

14

たばこを吸う

<その3>食事 (摂取カロリーが消費カロリーを超えない様にする。)

ドロドロ血チェック判定
○の数が4個以下・・・青信号
○の数が5〜9個・・・黄色信号
○の数が10個以上・・・赤信号

 
青信号の人
日本人の大半は赤信号予備軍!ひとつも該当しなかった人はともかくひとつでもチェックにかかった人は、いつ赤信号がついてもおかしくありません。それは日本人の生活全般がかなり悪い方向に変化しているからです。青信号の人も予防の意味で日頃から心がけましょう
 

黄色信号の人

チェックによって重点的に見直そう!黄色信号のついた人は、チェックを見直して、まず、手をつけるべきことからはじめましょう。運動不足が主な原因になっていそうな人は運動を。食生活が原因になっていそうな人は食生活を見直しましょう。ちょっと油断をするとすぐに赤信号が点灯してしまいます。筋力トレーニングも取り入れドロドロ血になりにくい身体づくりを心がけましょう。
 

赤信号の人

今すぐ、食事改革と運動を!このままではとりかえしのつかないコトになりかねないのが赤信号の人です。今すぐに食事の見直し、運動不足を解消しましょう。
 
4.ドロドロ血チェック

◎運動をすると、エネルギーの代謝が促進されるので、血液中の余分な脂肪や糖分が洗い流され、血液をサラサラにします。
効果的なのは、無理なく血液に酸素を送り込む有酸素運動です。そこでおすすめしたいのが、体に負担をかけることなく、手軽にできるウォーキングです。歩くことによって下半身、なかでも体の一番下にある筋肉・ふくらはぎの血管が刺激されると、下半身から心臓へ向かって血液を押し上げる力が働くので、血行がよくなり体のすみずみに血液がいきわたり、全身にきれいな血液が流れます。足が「第二の心臓」とも呼ばれるのはそのためです。

◎食事によって、サラサラ血液をつくるポイントは、食事の量を適量にすること。さまざまな食材をバランスよく摂り、不足しがちな栄養素を補うこと。
そして血液をきれいにする成分を積極的に摂ることです。栄養素が過不足なく満たされた食事が心と体のバランスを整えます。

◎血液中に水分が足りなくなると、血液がドロドロになります。単純ですが、血液の水分補給には、水を飲むのが一番です。水分は汗によって失われるだけでなく、じっとしていても皮膚から蒸発し、呼吸をすることによっても失われます。
また運動したときだけでなく、就寝中にもたくさん汗をかきます。水分不足がこわいのは、血液の粘り気が増すことによって血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなることです。血栓は、コレステロールや血糖値の高い人だけにできるものではないのです。
のどの渇きを感じなくても、一日に1.5〜2リットルの水分を補給する習慣をつけましょう。

 

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