2009年 8月号

No. 143 

今月のテーマ

「呼吸」

8月に入り、季節はすっかり夏ですが近畿地方ではまだ、梅雨が明けない。気象庁によると、8月1日以降にずれ込む可能性もでてきたとか・・ 連日の集中豪雨や8月の冷夏予想などで海水浴場や農業関係者の表情は「快晴」にはほど遠いですね。このような状況下の中、ビバは年中「快晴」をキープ中ですよ。と前置きはここまでそろそろ本題に入りましょう。
今回テーマに選んだのは『呼吸』。私たちは意識するしないにかかわらず、常に呼吸をしていますが、とくにスポーツに取り組んでいる場合は、この呼吸でどれだけの酸素を身体に取り入れるかがとても重要になってきます。呼吸が効率の良い動きのなかで、より深い、質の高いものとなれば、自ずと身体の動きは楽になっていくはずです。そんな意味で、今回は『呼吸』を取り上げてみました。


1.セルフチェック

仰向けの姿勢で、自分の呼吸に意識を向けてみましょう。身体のどの部分に、呼吸による動きを感じますか?お腹や胸、肩など、さまざまな部位に動きを感じることと思います。
まず初めに、胸部の動きに意識を向けてみましょう。胸部は呼吸の際、前、横、後ろなどさまざまな方向に広がるのですが、あなたはそのうちどの方向への広がりを自覚できるでしょうか?まずは、確認してほしいです。


2.胸部の動きを感じる

仰向けの姿勢で、両手を肋骨の前部におきましょう。そして、手を置いている辺りに空気を入れるようにしながら呼吸をしてみましょう。(肩など力がはいらないように)  両手を置いている部分の肋骨の動きに意識を向けていきます。
次に、仰向けの姿勢のままで、脇の下の部分、つまり体側部の肋骨に両手をおきましょう。前項同様、両手を置いている部分に意識を向けます。肋骨が横に広がっていくのを感じることができるでしょうか?また、肋骨の広がりを感じにくい場合は横臥せの姿勢で下側の手を伸ばし、その上に頭を置いて呼吸をしてください。床に接している下側の肋骨が、呼吸の度に圧迫されること感じてください。背中の下に両手を入れても肋骨の広がりを感じることができます。


3.鎖骨・腹部の動きを感じる
仰向けの姿勢で、両手を鎖骨の上に置きましょう。手を置いている辺りに空気を入れるようにしてみましょう。鎖骨が顎に近づいたり離れたりという動きを感じてください。また、腹部でも同様に仰向けの姿勢になり、両手をお腹に置き呼吸をしましょう。お腹が膨らんだり凹んだりを感じることができるはずです。
 
胸部1 胸部2 胸部3 横臥せ
鎖骨 腹部

4.まとめ

最後に、ここまで行ってきた動きを合わせてみましょう。
「腹部」 → 「胸部」 → 「鎖骨」の順に空気を入れていくように呼吸してみましょう。胸部に空気を入れていく際に、最初のセルフチェックで自覚できていた胸部の広がりとどう違ってきているか比べてみてください。初めのころよりも、胸部がさまざまな方向に広がっていることを実感できているはずです。そして、より楽に呼吸できていることに気づかされるはずです。
胸部を始めとし、身体の各部位の広がりの為に、呼吸がより深いものとなり、それが「楽に呼吸できている」という実感につながるのだと思います。この感覚を持ってあらゆる運動に取り組めば、より高い身体パフォーマンスが期待できます。

参考文献 Sportsmedicine No.103

 

--今月号の「呼吸」の記事はいかがでしたか?--

ご意見・ご感想・ご要望など、ぜひお聞かせ下さい。
あて先はこちら↓
info@viva-sa.com