2009年 11月号

No. 146

今月のテーマ

「からだのしくみ」

11月に入り、秋の色もようやく深みを増してまいりました。
各名所では紅葉のライトアップ等が始まり、ウォーキングするには最高の季節ですね。見て楽しむ、紅葉や葉の匂いを感じる、紅葉、落葉を踏む音を楽しむ。紅葉と楽しみ方は様々。『う〜ん』いいですね。
しかしそうも言ってられないのがこの時期。年賀はがきの発売開始や師走の準備と何かと忙しくなりますよね。
今回はそんな忙しくなる時期だからこそ、ブレイクタイム気分でからだについて考えてください。少し今までとは思考を変えて、クイズ形式で書いてみました。8問中何問正解出来るか、チャレンジしてみてください。
(正解はページ下部に記載してます。)


1. 血液


Q1.酸素や栄養分をからだのすみずみまで運ぶ血液。
   さて、体重60sの全血液量はどれくらい?


(1) 約1リットル

(2) 約5リットル

(3) 約10リットル


Q2.血液の色が赤いのはなぜ?

(1) トマトにも含まれるリコピンという色素のため

(2) 紅葉などと同様、アントシアンという色素のため

(3) 鉄サビなどと同様、酸化鉄の色のため


Q3.血液(赤血球)はどこでつくられてるの?

(1) 骨(骨髄)

(2) 腎臓

(3) 脾臓

 
 
2. 血管

Q4.血液の通り道である血管網が身体の隅々にまで張巡らされています。
  では、血管の総延長は大人の場合でどの位の長さでしょうか?


(1) 約1万キロメートル

(2) 約10万キロメートル

(3) 約100万キロメートル


Q5.私たちは手首の血管を押さえて、「脈」のドキドキを感じることが
  できます。このドキドキと「脈」を感じさせる血管はどんな血管でしょうか?


(1) 動脈

(2) 静脈

(3) 動脈でも静脈でも感じることができる


Q6.身体の隅々まで張り巡らされた血管の太さは、その場所によっても
  様々です。では、一番太い大動脈の太さはどのくらいでしょうか?


(1) 約1ミリメートル

(2) 約3センチメートル

(3) 約8センチメートル

 
3. 筋肉

Q7.筋肉が動くためにエネルギーが必要です。では、この中で
   筋肉のエネルギーになる栄養素はどれでしょうか?


(1) ビタミン

(2) ブドウ糖

(3) ミネラル


Q8.筋肉はトレーニングするとモリモリとした筋肉になります。
  逆に使わないとどんどん痩せて体力も低下していきます。トレーニング
  すると筋肉がモリモリするのはどのようになるからでしょうか?


(1) 筋肉の1本1本が太くなる

(2) 筋肉の細胞分裂が盛んになって細胞の数が増加する

(3) 筋肉の細胞が1本1本が太くなるとともにその数も増える


楽しんでいただけたでしょうか? 正解&解説は下記をご覧ください。
<正解&解説>
 
Q1. 正解は (2) 約5リットル


<解説>
人の全血液は体重の約13分の1(6〜8%)。つまり体重60sの人なら約4〜5リットルの血液が体内を流れていることになります。血液は、赤血球や白血球、血小板などの有形成分と、栄養分や電解質を含む血漿と呼ばれる液体成分からできており、有形成分と液体成分の割合は約4対6です。

Q2. 正解は (3) 鉄サビなどと同様、酸化鉄の色のため

<解説>
私たちの血液が赤いのは、赤血球の重量の3分の1を占めるヘモグロビンという色素の色です。ヘモグロビンには鉄イオンが含まれており、これが酸素と結びついて酸化鉄となって身体の各部に酸素を運んでいます。つまり、赤い色は酸化鉄の色だというわけです。ちなみに、イカやタコの血色素は鉄イオンの代わりに銅イオンを含むため青い色をしています。 
 
Q3. 正解は (1) 骨(骨髄)

<解説>

赤血球や血小板、白血球(リンパ球を除く)は、大腿骨などの骨の中心部にある骨髄でつくられ、骨の中の毛細血管を通って外の血管へと送られます。リンパ球だけはリンパ節や脾臓でつくられます。ちなみに、脾臓は大出血など緊急時に備えて赤血球を貯えたり、古くなった血液を処理したりする働きをもっています。

 
Q4. 正解は(2) 約10万キロメートル

<解説>
全身の血管網の総延長は、赤血球がようやく通れるほど細い毛細血管まで入れると、約10万キロメートルにもなります。これは地球を2周り半するほどの距離です。
Q5. 正解は(1) 動脈

<解説>
心臓から全身に血液を送り出している血管を「動脈」、反対に全身から心臓に血液を送り返してる血管が「静脈」と呼んでいます。動脈は血管の壁が厚くなっており、伸縮性や弾力性に富み、断面も円形をしています。一方、静脈は血液が流れる圧力が弱いため、断面は平たく不正形で、所々に逆流を防ぐ弁があります。このため、ドキドキと「脈」を触れるのは動脈です。
 
Q6. 正解は(2) 約3センチメートル

<解説>
体力で一番太い血管である大動脈の直径は約3センチメートルにもなります。その構造は外側から、外膜、中膜、内膜、内皮で構成されており、大動脈や動脈は中膜の平滑筋細胞に厚くおおわれています。
 
Q7. 正解は(2)ブドウ糖

<解説>
筋肉はタンパク質からできていますが、筋肉を動かすエネルギーはブドウ糖です。ブドウ糖は血液によって運ばれてきた酸素と反応してエネルギーがつくられます。その結果、ブドウ糖は乳酸になります。このため、疲れてくると乳酸が筋肉に溜まり肩が凝るとか、首筋が張るなどの筋肉痛が現れます。
 
Q8. 正解は(3)筋肉の細胞1本1本が太くなるとともにその数も増える

<解説>
ボディービルなどで筋肉をトレーニングすると、筋肉モリモリになります。昔の研究では筋肉細胞が増えることはなく、1本1本の筋肉が太くなると考えられていました。しかし、最近の研究では筋肉の細胞1本1本が太くなるとともにその数も増えることがわかってきました。
 
 

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